☆陰(除)邪気祝詞
陰は現代でいう不病(得体の知れない病、流行病、ウツ)で
心が病みやがて邪気に犯されるものを祓う祝詞です
この祝詞には「スサノオ」「ヤマタノオロチ」「天照大御神」
がストーリー的に出てくる珍しい祝詞です。
心の邪気が作り出したものが「ヤマタノオロチ」
スサノオは強い剣で(草薙=村雲剣)そのオロチを
ズタズタに退治しました。
強い剣は三種の神器の1つで
ヤマタノオロチは神話に出てくる妖怪ではなく「悪想念」を
喩えたものです
また剣は強い心を意味します

神話は神話ですから喩えにしてありますので
注意して読む事が解読の手がかりになります
強い男気ある若者が「櫛稲田姫」を勇気つけしたお話です
なぜ時の王朝がスサノオの逸話を入れたのでしょう・・・

それは、政治に絡む戦やすべての物事の悪役に回り
冤罪を受け持ったからです
なぜ、冤罪を受けたのでしょうか・・・
それはスサノオは全く関係ない(王朝を乱す:クーデター乱)の終始
つまり、落とし前です。
話を和する為に大御神に草薙剣を献上したと理解しています
しかし、これは表向き
ホントは何らかの情愛が動いたと思われます
スサノオ、天照は姉、弟ではないと理解しています。
大御神は人の天照、大神は地の天照(天皇)、皇大神=太神は天之天照です
つまり大御神は大巫女(大神能呼:おおかむのこ)大神を御呼ぶ巫女であり
天皇の御子であられます

祝詞は重き悪想念をズタズタにしました
しかし、悪気は小さくなって空に浮遊し、また誰かに憑きます
(これは今の現代でも変りはありません)
そして巫女である大御神が太神を奉り宇宙の外にその魂(霊)を
吹き洗う(祓う)
これを息吹戸主(壱岐吹戸主)
大御神の息の事です、息の霊を作り出した
ケガした時やヤケドした時にふぅっーと息をはきますね
大祓詞に出てきますね・・・
この世は全てが霊であり、その理屈を大御神は熟知していたんですね
その話は神書(二)に書いてあります
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